このドキュメンタリーの特徴は、ファン視点で綴ったSam Dunn監督の「Metal: A Headbanger's Journey」とは対照的に、当事者、いわゆるアーティスト側(プロデューサー)によってへヴィ・メタルの歴史が語られて居る点で、当事者だからこそ語れる貴重なコメントが数多く収録されています。 その貴重なコメントを寄せている登場アーティストが腰が抜けそうなほど豪華で、ジャケットに表記されている名前をズラッと挙げただけでも、
Rob Halford, KK Downing, GLenn Tipton, Ian Paice, Geezer Butler, Dave Mustaine, Ronnie James Dio, Kirk Hammett, Bernie Marsden, Micky Moody, Neil Murray, Scott Gorham, John Sykes, Dee Snider, Paul Dianno, Graham Bonnet, John Corabi, Phil Taylor, Phil Lewis, Scott Ian, Bruce Kulick, Stephen Pearcy, Bobby Ellesworth, Mitch Harris
この豪華さです! 上記アーティスト以外にも、まだまだ登場します。 はぁ~、タイプするだけで疲れたw
気を取り直して…
Deep Purple, Led Zeppelin, Black Sabbathによるへヴィなリフの発明、Iron Maiden, Thin Lizzy等のツイン・ギター、メタルの特徴でもあるハイ・トーン・ボーカル、ラウドなドラム・サウンド、悪魔的な歌詞などサウンド面の特徴だけでなく、ボーカルとギタリストの緊迫した関係性、そしてそのバランス、ライブと演出、ファッション、メタル・ファンの特徴、へヴィ・メタルと社会との関係、などなど多角的に捉えています。
Geezer Butlerによる’あの’サウンドが出来た瞬間の回想、Judas Priest自身が振り返るサブリミナル効果を巡る裁判、Dee Sniderが語るライブへの情熱などは非常に印象に残ります。 ボーカルとギタリストの緊迫した関係を語るGraham Bonnetの証言は、元Rainbowだけに妙にリアルだしw、「メタルに欠かせない怒りや不満や敵意といった反逆や反骨の精神が、大成功すると失われてしまう」と語るDee Sniderは、「プールサイドで豪邸と愛車、船を眺めながら、怒れる若者の曲を書こうとしたが、何も浮かんでこなかった。全てを手に入れたのに、一体に何に怒ればいいんだ?」と実体験を交えて披露してくれます。 Dee Sniderは、何度も登場し多くの事を語っていて大活躍ですね。 またアーティスト側から見た、売れれば売れるほど離れていってしまう(初期からの)ファン心理も非常に興味深いです。
先週から自分の中でジャパメタ・ブームが吹き荒れていましてw 色々懐かしい作品を聴いています。 あいにくレコード・プレーヤーを持っていないので アナログ盤でしか所有していない幾つかの作品は聴く事が出来ず 「お預け」になっている作品もあります。 この「Heavy Metal Force III」も「お預け」になっている1枚です。
Side A 1.Discharge/Casbah 2.I Was Born To Thrash/Jurassic Jade 3.Break The Darkness/X 4.Vampire/Saber Tiger 5.You Keep On Driving/ Mephistopheles 6.Ryuketsu Ningyo/Jurasssic Jade
Side B 1.Live & Let Die/Rude Seducer 2.Want You/Jewel 3.Madman/Jackal 4.I'm Crazy Boy/Sqwier 5.Anymore/Appeal! 6.Get It On/Offender