カテゴリ:Kik Tracee
久しぶりに聴いても、やっぱりStephen Shareauxのネチネチした歌声がしつこいKik TraceeのラストEP。
本来ならこのEPの後にリリースされるアルバムがあったはずなんだけど、結局リリースされずじまいで解散しちゃったから、実質的なラストアルバムがどんな内容だったのか気になるところです。
いきなり脱線しちゃいましたが、本題のこのEPに話を戻すと、Dana Strumプロデュースの1stとは打って変わって、レイドバックした中にも当時盛り上がりつつあった(既に盛り上がっていた?)グランジの影響も窺わせる内容になっています。
サウンドエフェクトを極力抑えた音像は、非常にラフな印象を受けます。
気怠いアコースティックギターのイントロから目覚まし時計の音に導かれて始まる①からして、グランジの影響か時代を感じませますね。
全体的にHRの範疇に入る楽曲が占めているのですが、トライバルなドラムに引きずるようなギターが絡みつき抑揚の乏しいメロディーが続く③だけが他の楽曲から浮いてる感じがしますね。
この③がEPの印象を中途半端にしていて、これさえなければ…と思ってしまいます。
ほのぼのした牧歌的な②、⑤は、EPのタイトル通り「Field Trip」に出かけた時にバスの中でリラックスしてジャムってるような佳曲です。
EPのラスト⑥は、7分超のHR曲です。
① Outta My Bed
② Field Trip
③ In Trance
④ Walking With A Dead Girl
⑤ Drop In The Ocean
⑥ Blood Brother
Mötley Crüeのオーディションを受けに行った人が「Blood Brother♪~」と歌ってるのを聴くのは、ちょっと虚しかったりする…
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